信頼性が高く正確なOCRの力でAIによる自動化をさらに強化
わずか数行のコードで信頼性の高いDocumentAIを自動化ワークフローに統合
プロセス理解
プロセスの最適化
無制限の自動化のために専用開発したAI
事前構築済みのAI抽出モデルを使用して、即座に自動化を開始できます
コントリビューター(スキル開発者)の御紹介、アセットの探索など
産業別
ビジネスプロセス別
技術別
構築
高度なテキスト認識機能をAPI経由でアプリケーションやワークフローに統合できます。
AIワークフロー向けの本番環境対応ドキュメントパーシング基盤
AIに対応した文書データは、RAGでコンテキストに基づいたGenAI出力が可能です。
発展
同業者や経験豊富なOCR、IDP、AIの専門家と交流できます。
ABBYY AIにおいて卓越した専門知識を持つ開発者に贈られる称号です。
リソース情報
インサイト
サービス
2026年9月29日
ABBYY Vantage向けに「PHOENIX Plus」が利用可能になりました。 これは、信頼性の高いIDPパイプライン内で、従来のインテリジェント文書処理(IDP)機能に生成AIの柔軟性と推論能力を組み合わせ、その機能を強化できるネイティブの生成AI機能です。 これにより、出力結果の信頼性、出所、追跡可能性、説明可能性、監査可能性を完全に管理できます。
PHOENIX Plusは、ABBYYが文書処理に特化して選定・最適化したモデルを使用しています。これらのモデルには、情報抽出、例外的なケースへの対応、企業レベルの本番運用要件など、ABBYYが数十年にわたって培ってきた専門知識が活かされています。
PHOENIXは、ABBYY独自のAI技術と厳選されたAI技術で構成されるポートフォリオであり、決定論的AIから生成AIまでを網羅しています。 ABBYYは、企業の本番運用環境において信頼性の高い高性能な文書処理を実現できるよう、これらの技術を最適化しています。
PHOENIX Coreは、ABBYYが文書処理に特化して開発したDocument AIの基盤を構築します。 この基盤には、文書の構造、レイアウト、光学文字認識(OCR)、分類、情報抽出、そしてあらゆるワークフローを支える文書固有のインテリジェンスに至るまで、文書の理解と処理に関する数十年にわたる経験が活かされています。
トップにランクインするPHOENIX Plus: ABBYYが文書処理向けに選定、最適化、管理するモデルを活用した、ABBYY独自の生成AI機能です。 基盤となるモデルを自分で評価、選定、管理する必要がなく、ワークフローのどの部分で生成AIを活用するかを自由に決めることができます。

| メリット | なぜそれが重要なのか |
| 文書処理に特化した設計 | これらのモデルは、汎用的なAI用途ではなく、文書の理解と処理に特化して選定、カスタマイズ、ファインチューニングされています。 |
| すぐに使えるプロンプト | あらかじめ設計されたプロンプトは、LLMが文書に記載された事実情報を確実に処理するために必要な構造と厳密性を備えており、プロンプトを一から設計・テストする手間を軽減します。 |
| 本番運用ワークフロー向けの設計 | PHOENIX Plusは、データ検証ルール、ヒューマン・イン・ザ・ループのワークフロー、追跡可能性といった企業レベルの機能が組み込まれたVantageのIDPパイプライン内で動作します。 |
| ABBYYによるホスティング | お客様のデータは、Vantageのデータと同じ地域にあるABBYYのホスティング環境内で処理され、処理結果が返された後は保持されません。 BYOMを使用する場合、データはお客様が設定したモデルのエンドポイントに送信され、そのプロバイダーの利用規約に従って処理されます。 |
| 予測可能なコスト | モデル提供ベンダーとの個別契約、インフラの構築、トークンベースの課金を管理する必要はありません。 PHOENIX Plusは、年間固定料金でVantageのサブスクリプションに追加できます。 |
| 実績のある技術基盤を活用 | PHOENIX Plusは、PHOENIX Coreの決定論的なDocument AIを生成AIで強化することで、ABBYYのハイブリッドアプローチを実現します。 |
PHOENIX Plusは、ハイブリッド型Document AIプロセスの一部として機能するように設計されています。 具体的には、次のような仕組みです。 決定論的AIや事前学習済みのAIがすでに高い性能を発揮している部分ではそれらを活用し、柔軟性、視覚的な理解、推論能力が求められる部分には生成AIを導入します。
専用のスキルを事前に学習させずに新しい種類の文書を処理する必要がある場合、PHOENIX Plusはプロンプトを使用して、ABBYYの構造化されたOCR出力から必要な情報を抽出できます。
未処理の文書を大規模言語モデル(LLM)に直接送信するのではなく、Vantageがまず文書を機械可読なコンテンツと文書構造に変換します。 そうすれば、PHOENIX Plusは、必要な情報の理解と抽出に集中できます。
最適な用途: これまで処理したことのない文書、使用頻度の低い文書タイプ、レイアウトのばらつきが激しい文書など、専用スキルの作成や再学習が現実的でない状況に適しています。
事前学習済みスキルやカスタムスキルですでに文書の大部分を確実に処理できている場合は、そのスキルを引き続き使用します。
PHOENIX Plusは、情報のばらつきが大きい項目、自由形式のテキスト、スタンプ、署名など、生成AIの活用が効果的なフィールドやコンテンツに対して選択的に使用します。
これにより、予測可能な情報抽出には引き続き決定論的な処理を適用し、より複雑な部分には生成AIを活用できます。
OCRと構造化されたテキストを主な入力データとして使用します。 スタンプ、署名、写真など、情報そのものが視覚的な要素である場合には、ページ画像を追加します。
これにより、文書構造がすでに取得されている場合に、LLMがページ全体を視覚的に解析する必要がなくなります。
PHOENIX Plusは、Vantageがすでに抽出・検証したデータを処理し、文書から抽出されたフィールドの情報だけでは得られない文脈情報を付加できます。
具体的には、条項や自由形式のテキストの解釈、カテゴリーや分類の導出、矛盾点の特定、関連情報の比較、文脈に基づく情報の分析、後続の意思決定を支援するための推奨事項の生成などが可能です。
その結果、単なる抽出データにとどまらず、自動化や意思決定を支援する、より付加価値の高い情報が得られます。
本番環境で生成AIを確実に運用するには、優れたプロンプトだけでは不十分です。 モデルが実行すべき処理、推論してはならない内容、期待される出力結果を明確に定義します。 その後、出力結果を次の処理段階に進める前に、必要に応じて「検証」「ビジネスルール」「信頼度のしきい値」「人によるレビュー」を適用します。
これらの管理機能は、生成AIに対する任意の安全対策ではありません。 これらの管理機能があるからこそ、ビジネス上重要な文書処理において生成AIを実用的に活用できるのです。 生成AIをIDPパイプライン内で運用することで、生成AIの柔軟性と推論能力を、本番環境での自動化に必要な構造化処理、検証機能、追跡可能性、管理機能と組み合わせることができます。
これがハイブリッドアプローチの基本的な考え方です。生成AIが効果を発揮する部分で活用すると同時に、その出力結果の信頼性と実用性を確保するために必要なDocument AIの機能を組み合わせます。
すべてのタスクに単一の技術を無理に適用するのではなく、それぞれのタスクに適した技術を活用することがベストプラクティスです。 つまり、各処理段階に最適な機能を適用することです。 正確性と一貫性が不可欠な部分には決定論的なDocument AIを、柔軟性、解釈能力、推論能力が最大限の効果を発揮する部分には生成AIを適用します。
決定論的な処理は、本番環境の文書処理ワークフローに不可欠な構造、正確性、一貫性、管理機能を提供します。 生成AIは、文書の形式にばらつきがある場合や、情報の解釈が必要な場合、あるいは分析や推論が求められるタスクにおいて、柔軟性をもたらします。
両者を組み合わせることで、すべての処理を生成AIに任せることなく、その能力を活用できます。 OCR、解析、情報抽出、検証、構造化された出力が信頼性の高い基盤を提供する一方、生成AIは、その解釈能力、適応能力、推論能力が効果を発揮する部分に適用されます。
このように、ハイブリッドアプローチを採用することで、企業の業務自動化に必要な信頼性と管理機能を維持しながら、柔軟性をさらに高めることができます。
組織内で扱う文書の種類が増えている場合、モデルの学習に時間がかかっている場合、あるいはヒューマン・イン・ザ・ループ(HITL)によるレビューの手作業を減らしたい場合は、今すぐにでもPHOENIX Plusの導入を検討する価値があります。
PHOENIX Plusの利用について: お客様のユースケースが現在の限定リリースプログラムの対象となるかどうかについては、ABBYYの担当チームにお問い合わせください。
ABBYY Document AIプラットフォームの詳細について: abbyy.com/ja/ai-document-processingまたはABBYY Marketplaceにアクセスすると、事前学習済みの情報抽出モデルや統合オプションの全ラインナップをご覧いただけます。
「Feature Spotlight」シリーズの最新情報について : 最新の「Feature Spotlight」シリーズの記事については、ABBYYのブログをご覧ください。
PHOENIX Plusは、ABBYY Document AIプラットフォーム(Vantage)向けにABBYYが独自に開発した生成AI機能です。 ABBYYは、文書処理に特化した基盤モデルの選定、最適化、管理を行っています。 お客様自身で基盤モデルを評価、選定、保守する必要はなく、PHOENIX Plusの機能とその出力結果をそのまま利用できます。
BYOMでは、プロンプトベースのアクティビティを通じて、OpenAI、Google Gemini、Anthropic Claude、Mistralなど、お客様が選択したサードパーティ製のLLMを接続できます。 モデルの選定はお客様自身で行い、プロバイダーとの契約関係も管理する必要があります。 PHOENIX Plusでは、ABBYYがモデルをエンドツーエンドで管理します。 ホスティング、最適化、品質管理のすべてを担います。 お客様のデータはABBYYのホスティング環境内で処理され、処理結果が返された後は保持されません。
「本番運用に対応した生成AI」とは、モデルが単独のツールとしてではなく、適切に管理・統制されたIDPパイプライン内で動作することを意味します。 PHOENIX Plusは、Vantageの文書処理ワークフローに組み込まれて動作します。このワークフローには、決定論的な情報抽出、検証ルール、信頼度の評価、人によるレビュー、元の文書まで遡って処理内容を確認できる追跡機能などが備わっています。 その仕組みこそが、実際の業務プロセスにおける生成AIの出力結果を信頼性が高く、監査可能なものにしているのです。
ゼロショット抽出では、ラベル付けされたトレーニングデータの代わりにプロンプトを使用して出力スキーマを定義することで、PHOENIX Plusが学習していない種類の文書からでも、構造化データを抽出できます。 この手法は、これまで処理したことのない文書、使用頻度の低い文書タイプ、レイアウトのばらつきが大きい文書など、専用のスキルを構築したり再学習させたりすることが現実的でない、あるいは費用対効果に乏しいケースに特に適しています。
いいえ。PHOENIX Plusは、ABBYYのハイブリッドアプローチに取って代わるものではなく、その機能をさらに拡張するものです。 事前学習済みスキルやカスタムスキルがすでに高い性能を発揮している場合は、そのスキルを引き続き使用します。 PHOENIX Plusは、情報のばらつきが大きいフィールド、非定型テキスト、既存のトレーニングデータセットがない文書タイプなど、より高い柔軟性が求められる部分に適用されます。 重要なのは、それぞれのタスクに最適な技術を活用することです。
PHOENIX Plusは、Vantageのデータと同じ地域にあるABBYYのホスティング環境内で動作します。 ABBYYは、処理結果がVantageに返された後、文書の内容やモデルの応答を保持しません。 PHOENIX Plusで処理されたコンテンツは、お客様の明示的な許可なく、他のお客様と共有されたり、外部の基盤モデルの学習に使用されたりすることはありません。
PHOENIX Plusは、レイアウトにばらつきがある文書、構造化されていないコンテンツ、複雑な自由形式のテキストなど、決定論的な情報抽出だけでは確実に処理することが難しい文書に適しています。 適用可能なユースケースは、金融サービス(融資申請書、財務諸表、KYC関連書類)、医療(診療記録、保険金請求書類)、物流(船荷証券、通関書類)から、柔軟性と監査可能性の両方が求められる法務やコンプライアンス関連のワークフローまで、多岐にわたります。
はい。 ABBYY VantageはBYOMに対応しており、企業はプラットフォーム内で独自の大規模言語モデルを接続・管理できます。
対応しているモデルプロバイダーには、Anthropic、Google AI Studio(Gemini)、Microsoft Foundry、Mistral AI、OpenAI ChatGPTなどがあります。 PHOENIX Plusは、基盤モデルの管理をABBYYに任せながら、最適化された生成AIを本番環境ですぐに活用したい企業向けのソリューションです。 どちらのオプションも同じVantageパイプラインに統合されるため、企業は自社のインフラ、コンプライアンス要件、運用上のニーズに最も適したアプローチを柔軟に選択できます。