ABBYY、DocLang搭載のFineReader Engineを発表:AIネイティブ文書標準の新時代へ

ABBYYが組織にAI対応データを提供し、高度なLLMおよびエージェント型自動化パイプラインの成果を向上
テキサス州オースティン、2026年6月23日—Linux AI and Data Foundationが、ABBYY、IBM、HumanSignal、Nvidia、Red Hatによって設立された新しいAIネイティブ文書標準「DocLang」の発表を行ったのに続き、ABBYYは本日、DocLang形式へのエクスポートに対応したABBYY FineReader Engine 12.8.0をリリースしました。
DocLangサポートを搭載したFineReader Engineは、言語モデルおよびエージェント型AIが利用できる統一されたAI可読フォーマットで文書を表現する手段を開発者に提供します。これにより、開発者の作業時間を削減しながら、文書処理パフォーマンスを向上させます。
DocLang搭載FineReader Engineが文書処理パフォーマンスを向上
ABBYYは先日、ABBYY Ascendイベントにおいて、FineReader Engineが毎時216万ページという前例のない処理速度を達成することを実演しました。また、サイドバイサイドのベンチマーク比較では、ABBYYはPDF文書とDocLang文書の処理性能を比較検証しました。この管理された実験では、同一の文書を同一の複雑なタスクに使用し、同じAIモデルを同一の条件で設定しました。唯一の変数は、PDFとDocLangという文書の表現形式でした。DocLang搭載のFineReader Engineは、出力品質の大幅な向上、構造的精度の改善、トークン使用量の削減、そしてレイテンシの低減を実現しました。
AIネイティブな文書構造化がもたらす具体的なメリットは、ABBYYのインタラクティブベンチマーク(www.abbyy.com/ja/ai/doclang/)でご確認いただけます。
この管理されたベンチマークでは、年次報告書、臨床研究、ベンダー契約書という三つの企業文書タイプをテストしました。これらの文書は人間による解釈を前提に設計されており、機械にとっては処理が難しいものですが、テスト中に良好な結果が得られました。
「ABBYY FineReader Engineはすでに、数千もの組織が毎年数十億もの文書を処理するために活用しています。AIネイティブフォーマットとしてDocLangが加わることで、より多くの企業がイノベーションを加速し、ビジネスデータへの迅速なアクセスを実現して、より賢く、より大きなインパクトをもたらす意思決定が可能になるでしょう。」
ABBYYのAI戦略担当バイスプレジデント、マックス・ヴェルメイル(Max Vermeir)
DocLang標準が必要とされる理由
ABBYY、IBM、HumanSignal、Nvidia、Red HatはDocLangワーキンググループを結成し、AIによる文書解析に革新をもたらすことを目指しています。現在のPDF、HTML、Markdownといった文書フォーマットは、AI解釈ではなく人間による利用を前提として設計されています。その結果、統合ポイントごとにカスタムパーシングが必要となる継ぎはぎ状態の解決策が生まれ、開発者にカスタムパーサーの構築という負担をかけ、ハルシネーション(幻覚)が発生しやすく、法令遵守を複雑にしています。
DocLangは、非構造化データとインテリジェントなAIシステムの間に信頼性の高い抽象化レイヤーを構築します。企業が扱うデジタル文書フォーマットの乱立を標準化し、エンタープライズ規模で安定して機能するために必要な決定論的な構造をAIシステムに提供します。
ABBYYについて
ABBYYは、プロセスAIとドキュメントAIを活用して、組織がプロセスを最適化し、意思決定を加速し、より良い成果を生み出せるよう支援しています。フォーチュン500企業の多くを含む1万社以上の企業が、ABBYYの35年にわたるイノベーションを信頼し、ビジネスデータをより良い働き方と生活を実現するための実用的なインサイトへと転換しています。テキサス州オースティンに本社を置き、13カ国にオフィスを構えるABBYYは、よりスマートなエージェント型自動化の実現をリードしています。詳細については、www.abbyy.com/ja/companyをご覧ください。また、LinkedIn、X、Facebook、Instagram、TikTokでもABBYYをフォローしてください。
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