ABBYYのSDGs
10月28日, 2021

今回は、ABBYYの SDGs (Sustainable Development Goals) の取り組みについてご紹介したいと思います。
その前に改めて、SDGsの概要について説明いたします。
環境省が推進する SDGs(持続可能な開発目標)
SDGsは2015 年に国連が採択した先進国を含む国際社会全体の 2030 年に向けた環境・経済・社会についてのゴールです。
同年 12 ⽉に採択された地球温暖化対策としての「パリ協定」と両輪になって、今、世界を⼤きく変える道しるべとなっています。
SDGsでは以下の17のゴールが設定されています。
- 貧困をなくそう
- 飢餓をゼロに
- すべての人に健康と福祉を
- 質の高い教育をみんなに
- ジェンダー平等を実現しよう
- 安全な水とトイレを世界中に
- エネルギーをみんなにそしてクリーンに
- 働きがいも経済成長も
- 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 人や国の不平等をなくそう
- 住み続けられるまちづくりを
- つくる責任つかう責任
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさを守ろう
- 陸の豊かさも守ろう
- 平和と公正をすべての人に
- パートナーシップで目標を達成しよう
ABBYYの8番と10番の取り組みについて
ABBYYは、これまで教育とキャリア開発の面で不平等を減らすために、さまざまなバックグラウンドを持つ人々をサポートしてきました。私たちは多様性を重視し、採用と昇進の決定を行う際にも平等な機会を提供しております。
例として現在、ABBYYは女性従業員が約42%に達しており、これは一つの証左です。 ABBYYには、女性従業員をサポートするための「Woman at ABBYY」という内部コミュニティが存在します。 全体として、ABBYYの従業員は、職場での多様性と包摂性をサポートするための取り組みを高く評価しています。隔週の従業員エンゲージメント調査に基づくと、DEIの全体的なスコア(たとえば、性別、民族性、障害、社会経済的地位の観点から、多様性と包摂性をサポートするABBYYの取り組みに満足しています)は8.7/10です。こちらはテクノロジー企業のベンチマークを0.5ポイント上回っており、上位25%にランクインしています。
同じことが他の重要なDEIサブ指標にも当てはまります。たとえば、公正な機会は8.8/10でテクノロジー企業の上位10%、労働力の多様性では8.4/10でテクノロジー企業の上位10%にランクインしています。
ABBYYは、社内の包摂的な文化をサポートすることに重点を置いているだけでなく、外部の不平等を減らして、事業を展開しているコミュニティをサポートすることにも投資しています。たとえば、私たちはチャリティー財団のYouth for Technologyと提携しています。この財団は、テクノロジーを適切に使用することで、社会から取り残された若者や女性に機会を提供する、豊かな学習コミュニティを構築することを使命としています。
一部の地域では、さまざまな能力を持つ人々や貧しい家庭や農村地域からの学生を雇用するための特別なプロジェクトがあります。 また、地域に根付いたチャリティー活動(クリスマス関連のチャリティーなど)も実施しています。デジタルインテリジェンス企業として、技術人材の育成に取り組んでいます。一部の地域では、教育活動を推進し、恵まれない/過小評価されている人々のためのメンターシッププログラムや奨学金を通じての技術人材育成をサポートしています。
ABBYYの13番と15番の取り組みについて
私たちはデジタルインテリジェンス企業として、ペーパーレスのビジネスプロセスにつながるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に取り組んでいます。ABBYYのデジタルテクノロジーは、デジタル(ハードコピーではなく)ドキュメントに焦点を当てることにより、お客様がより環境に優しいものになるように支援します。
2021年、ABBYYは、気候変動との戦い、生物多様性の保全、景観の回復、コミュニティの強化を支援するために獲得した取引のために植樹を行うことを約束する新しい「Plant a Treeキャンペーン」を開始しました。これについての詳細は、こちらのリンクをご参照ください。
ABBYYは、サステナビリティの重要性を従業員に思い出させる、ヒントやコツを提供するために、従業員向けにさまざまな教育活動を行っています。一部のオフィスでは、リサイクル活動の機会を提供しています。
さらに、2021年にABBYYは新しいボランティア休暇プログラムを開始しました。このプログラムにより、ABBYYの全従業員は、ABBYYが企業レベルでカバーしていない他のSDGsに該当するイニシアチブを支援したい場合、あらゆる種類の慈善活動や環境活動に参加するために、年に2回の有給休暇が与えられます。
また、献血週間、ABBYYの従業員がメンターになるメンターシッププログラム、オフィスのある国でのリサイクル活動など、さまざまなSDGsに該当する可能性のあるものがたくさんあります。
このようにABBYYは、これまでも、これからもSDGsに積極的に取り組んでまいります。