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会計支払い処理におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)のコツ

Daneen Storc

10月28日, 2020

6 Tips for Accounts Payable Transformation | ABBYY Blog Post

企業の会計部門は、危機の最初の訓練とも言える段階を打破し、現在は安定しているのではと思います。リーダー的立場の人々の多くはAP(会計部門での支払い)プロセスの敏捷性の欠如に同意し、プロセス自動化プロジェクトを優先し、安定させたことと思います。この話がおなじみのように聞こえるのは、あなたは一人ではありません。アメリカの財務管理研究所(Institute of Financial Management)によると、コロナ危機の前は、すべての会計支払部門の約半分が電子請求書を受け取っていました。残りの半分の多くは、電子請求書ではないため、請求書を手動または半自動で処理しなければならなく、オフィスが完全に閉鎖されたコロナウィルス流行初期の段階では、従業員を郵便室に送って紙の請求書を取得する必要があるなど、劇的な話もありました。

コロナ危機は、多くの金融機関に対してモーニングコールとしての役割を果たしました。多くの業界で収益の減少が予測されているにもかかわらず、運用効率の重要性が企業の長期的なデジタル投資イニシアチブの主な焦点になっているとGartnerは報告し、その後、その支出の効率を高めています。

paper finance reports and invoices on table

では、どこから始めればよいのでしょうか。 会計支払い部門のデジタルトランスフォーメーション(DX)を成功させるにはどうすればよいでしょうか。 弾力性があり、機敏で効率的な運用方法を構築する際に考慮すべき6つのコツを以下に示します。

自分たちの請求書処理と支払いプロセスを知ること

ピータードラッカーによる有名な格言はAP(会計部門での支払いプロセス)にも当てはまります。 それを測定できなければ、それを改善することはできません。まず、データを基にした分析を通じて、会計部門での支払いおよびその他の財務プロセスが実際にどのように機能しているかを検知し、視覚化します。 そして、障害になっている作業とプロセスを洗いだし、効率的な作業方法を確立し、コスト削減が最適化される部分をピンポイントで特定します。こちらを支援するプロセスマイニングツール、ABBYY Timelineの活用も一つの手段となります。

コロナ危機による永久に続くと思われた紙処理の変化

紙はビジネスプロセスを非効率にしている最大の原因であり、今回のコロナウィルス流行は状況を悪化させただけです。 今回のコロナ危機の結果として生じた小さな希望の1つは、やっとサプライヤが書類配送ではなく電子メールやその他の手段で請求書を送信するきっかけとなったことです。 請求書の受領とエンドツーエンドのプロセス全体をさらに自動化することで、この傾向を活用していくことが、必要となります。

自分たちの請求書の把握

企業、組織の請求書エコシステムは独自のものであり、バラバラです。 請求書の量、請求書元の数をよく理解し、請求書の複雑さを考慮しましょう。 つまり、請求書に表と明細が含まれているかどうか、さまざまな国から届いているかどうか、さまざまな言語がつかわれているかどうか等の考慮です。 自動化システムが自分たちの特定のニーズをサポートしているかどうかを確認する必要もあります。

digital invoices on laptop

AIの現状、現実の把握

多くの企業リーダーは、昔からある自動化システムが時代遅れであり、許容レベルまで達成できないという厳しい経験をしています。 幸いなことに、新世代のよりスマートなAI対応テクノロジーが利用可能であり、調査すること可能ですので、すべきです。 例えば、ABBYYによる請求書の自動化は、畳み込みニューラルネットワーク(CNN)を活用することで、新しい取引先の請求書のテンプレートを作成する必要性を回避します。 機械学習も有効になっているため、システムがよりスマートになり、使用することでパフォーマンスが向上します。

会計支払い処理を超えて考えよう!

コロナ危機の前でさえ、企業の財務組織は、方策的な経費とその報告センターから分析能力センターとしての戦略的な機能へと進化していました。 この進化は自動化によって実現されます。 確かに、会計支払い部門は、大量の紙からの転記作業という性質と、組織の全社的なデジタルトランスフォーメーション(DX)の最初の領域であることが多いため、財務において最も「自動化可能な」領域です。 販売管理、出張と経費、財務管理、外部レポートなど、調査すべき主要な領域である他のプロセスも検討しましょう。他のプロセスや発注書や領収書などの会計関連文書もサポートできるテクノロジーに投資しましょう。

さらに学ぼう

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は、会計支払い処理の自動化 イニシアチブの準備をすでに開始していると思います。 学びを継続しましょう。IOFMとABBYYのウェビナー「財務業務を新しい標準にシフトする–成功のための戦略 英語」で他の企業、組織が財務変革(DX)の旅に立ち向かうところをご覧いただけます。

今回ご紹介しました、請求書(日本語)処理ソリューションABBYY FlexiCapture for Invoiceについての概要、デモの依頼、お問い合わせはこちらから承ります。

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