Content Intelligenceでドキュメントアプリケーションをパワーアップ
必要とするデータ取得に欠かせないツール
ABBYY FlexiCapture SDKにはABBYY OCR/ICRテクノロジーの最新バージョンが含まれています。日本語、アラビア語、中国語、韓国語を含む209を超える言語にて、最高品質でのOCRが可能です。そのため、ローカライズしたアプリケーションの開発が容易で、世界各国のお客様のニーズに簡単に応じることができます。
ABBYY FlexiCapture SDKは特定のフィールドに対してインテリジェントなデータ抽出機能を提供します。このテクノロジーでは文書中のフィールドを検索し、その周辺領域を分析します。 抽出結果を向上させるために、ソフトウェア 開発者は、構造化または半構造化文書のページに現れるフィールドと繰り返されるデータグループの位置をフィールド抽出トレーニングし、より正確に特定させることができます。エンドユーザが文書での作業を開始すると同時に直ちにトレーニングを始めることも可能です。
FlexiCapture SDKを使用すると、開発者はフィールド抽出と仕分けのトレーニングを実装できます。これにより、フィールド抽出と仕分けの精度を向上させることができます。
このテクノロジーはエンドユーザからのフィードバックに基づいて学習します。このフィードバックは全ての外部コンポーネントにおいて検証のために収集されます。そして、開発者により実装され、正しいフィールド領域に関する情報(フィールド抽出トレーニングのため)と正しい画像クラス(仕分けトレーニングのため)が含まれます。
この最新版を用いることで、開発者は、モバイル端末によってキャプチャされた画像を含め、手動でも自動でも画質を改善、補正することができるようになりました。これにより、開発者は、ID、保険証券など背景が複雑な文書の処理もできます。例えば、以下のような画像補正を適応させることが可能です。
予め用意された画像補正プロファイルを画像に適用することも可能です。
高度な文書仕分け機能を使うことにより、API経由で使用可能な事前設定された分類子(クラシファイア)を用いて、受信した文書をカテゴリー別にソートすることができます。仕分けテクノロジーは非常に柔軟性があり、以下の文書を識別することができます。
仕分けテクノロジーには以下の二つのアプローチを使用しています。
この両方のアプローチを活用することで、最も信頼性のある仕分け結果を得ることができます。 FlexiCapture SDKはAPI にゼロから分類子(クラシファイア)をトレーニングし、アプリケーション内のトレーニング済の分類子を文書仕分け処理の高速化のために使用することができます。
請求書処理の自動化は、外部システムへ実装するために最も多く使用されるシナリオの一つです。 ABBYY FlexiCapture SDKはすぐに使える請求書処理を実装するためのAPIを用意しています。そのため、労働集約的なデータインプットの作業は、スマートな文書分析とAI OCRテクノロジーに基づいたデータキャプチャが自動で代わりにこなします。これは一目瞭然で管理しやすく、効果的であり、事前定義された設定、ルール、請求書処理用に特別設定された高度なデータベース突合の機能が含まれます。
このテクノロジーは請求書の大半のデータ抽出場所を特定でき、ユーザーは直ちにプロセス作業を開始することができます。インテリジェントなフィードバック学習テクノロジーが、標準とは異なるレイアウトの請求書のデータ抽出の質を高めます。
FlexiCapture SDKは使用準備の整った請求書プロジェクト(ready-to-use invoice projects)を オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、EU、アメリカ合衆国に供給しています。 請求書に関するプロジェクトは FlexiCapture 開発者パッケージにあるGUIで、またはFlexiCapture SDKのAPIで直接作成することができます。
自然言語処理(NLP)を備えたFlexiCapture SDKの最新リリースでは、キャプチャ機能が拡張され、契約、リース、記事などの非構造化文書も対象なりました。NLPテクノロジーを使用すると、手動のデータ入力を必要とするビジネスプロセスをさらに自動化し、重要な文書データをビジネスアプリケーションですばやく利用できるようにします。そして、時間、お金、および労力の節約を可能にします。 データ抽出の品質は、ユーザーフィードバックによるNLPモデルの追加トレーニングを通じて継続的に向上し、検証に費やされるコストと時間を削減します。
バーコード認識を活用し、文書処理プロセスの効率性を高めます。 ABBYY FlexiCapture SDKは、さまざまなタイプのバーコードを読み取ることができる高性能のバーコード認識テクノロジーを使用しています。また、ニューラルネットワークに基づき、多様な種類の文書からバーコードを抽出できます。これにより、さまざまなアスペクト比で任意の形状の対象を検出できるようになりました。
FlexiCapture SDK によるプロジェクト作成には、FlexiCapture 開発者パッケージ内の GUIの使用、もしくはAPIの利用の二つのオプションがあります。文書管理システムの開発において重要なことは、メタデータを調整する必要があるため、メタデータが各文書用にソリューション自体から抽出され、使用できることです。FlexiCaptureプロジェクトを多数かかえるビジネスプロセスの外部委託先は、プロジェクトを一つずつ検討することなく、特定分野の設定を自動的に調整する必要があります。
FlexiCapture SDKはAPIに対し、データ検証のインターフェースを提供します。これは認識結果を文書の各部分の画像と比較することで実行されます。検証結果は、仕分けと抽出の精度向上のためのトレーニングに利用できます。
データキャプチャ・プロセスの初期設定を簡素化するため、ソフトウェア開発者にはFlexiCapture 12 SDKと共にFlexiCapture 12 開発者パッケージも提供されます。これにはFlexiCapture Project Setup StationとFlexiLayout Studioが含まれます。FlexiCapture SDKを使用するために、開発者パッケージをFlexiCaptureプロジェクトの設定に使用できます。FlexiCapture 開発者パッケージ内で作成され、FlexiCapture SDKへ送られた全てのFlexiCaptureプロジェクトは FlexiCapture SDKで使用でき、またその逆も可能です。
ABBYY FlexiCapture SDKは固定フォーム、半構造化文書、非構造化文書からデータを抽出するためのツールを提供します。 必要とされる全てのデータフィールドは即座に特定され、適切なフォーマットで抽出されます。
ABBYY FlexiCapture SDKは一般的なフォーマットのOffice文書を処理します。テキストフォーマットと画像フォーマットを分ける必要がないため、全てのドキュメントを同一のフローで処理することができます。 SDKはDOC、 DOCX、RTF、HTML、TXT、ODTフォーマットのテキスト文書、XLS、XLSX、ODSの表、およびPPT、PPTX、ODPのプレゼンテーションもサポートします。
ABBYY FlexiCapture SDKは、仮想マシン、 コンテナ(Docker コンテナを含む)、パブリッククラウドサービスなどの全ての最新技術環境に対応しています。これにより、コンテナオーケストレータを使ったクラウドベースのウェブサービスのような高いスケーラビリティを持ったソリューションを構築できます。
出力ファイルのサイズや品質を調節し、データストレージの効率を最大化しましょう。 エクスポートオプションには、関連する全てのデータをバックエンドアプリケーションに保存できる機能が備わっています。さらには、分析された文書を、検索可能なPDFやPDF/Aフォーマットに変換することも可能です。これにより、ファイルの保管、アーカイブ化が容易になります。 データキャプチャの各種テクノロジーは、構造化されたフォーマット(例えばXMLやCSVなど)内、または他の保存先にデータを抽出します。 フォーマットのなかには、元のドキュメントの画像を保存できるものもあります。これにより、それらの元のドキュメントを簡単に見つけ出し、必要に応じて比較することもできます。SFTPサーバー経由でファイルを安全に送信したり、JSONファイルとして抽出したデータを保存したりもできます。
FlexiCapture SDKを最短で使用開始するために、Helpファイルをご覧いただき、ソフトウェアに含まれるサンプルコードをご確認ください。幅広い種類のコードサンプルのセットが、SDK を用いたプログラミングの方法を解説します。 各ライブラリセクションはコードスニペットを備えており、ステップごとに順序を踏んで関連するタスクの実行方法を解説します。アプリケーションのためのサンプルコードにより、開発時間が短縮できます。
コードサンプルはC#、C++、 Visual Basic .NET、Java、スクリプト言語用に用意され、以下のような場面で役立ちます。
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