Back to ABBYY Blog

シームレスに大量の文書処理(OCR、保存)が可能なABBYY FineReader Server 14.2が5/28にリリースされました!

7月23日, 2020

ABBYY FineReader Server 14.2 | ABBYY Blog Post

今日のグローバルな労働力は、コロナウィルスによるパンデミックの結果として、過去数か月にわたって根本的かつ破壊的な変化を経験しています。 多様なセクターや地理的市場にまたがる企業組織では、日々の作業環境の変化を経験しており、あらゆる面で、より高い運用効率、オンラインでの接続システム、シームレスなワークフローの必要性が明らかになっています。

昨今の労働力のニーズをふまえ、ABBYY FineReader Serverの最新リリースでは、重要なドキュメントプロセスが、よりシームレスで合理化され、より効率的かつ正確に処理されるようになりました。ABBYYのFineReader Server 14.2は、文書を大規模な企業組織の中で集め、自動でアクセスおよび検索可能な形にデジタル化を行い、企業全体のシームレスな文書処理、管理を可能にします。

今回のコロナパンデミックは、多くの組織に、大量かつ重要な顧客文書をもたらしました。 銀行やその他の金融機関は、大量の融資申請書類や債務放棄のような文書を処理するという課題に取り組んでいます。政府機関は今までにないくらいの失業手当申請の処理を行っています。保険会社は、大量の請求に対する対応に直面しています。多くの組織、特に規制の厳しい業界で活動している組織では、すべてのワークフローにおいて、コンプライアンス順守の保証をすることが不可欠です。信頼できる正確な文書処理プロセスは必須です。長期的なドキュメントの保持、整理、デジタル化、およびアクセシビリティをサポートし、コンプライアンスを強化する文書処理ツールは、今日、そしてこれからのワークスタイルには不可欠です。

以下は、ABBYY FineReader Server 14.2によって、テレワーク時でも、ビジネスクリティカルな文書処理プロセスが改善され得る7つのポイントとなります。:

1. テレワークも考慮した文書処理プロセス、ワークフローの強化

テレワークやオフィスと勤務テレワークのミックス型など様々なリモート分散型のワークスタイルに対応した今日の新しい作業の基準を考えると、シンプルでシームレスなプロセスが、生産性の維持とワークフローの合理化には不可欠です。

FineReader Serverの新しいリリースでは、従業員が必要なときにいつでもドキュメントを変換できるようにするOCRおよびファイル変換用の専用ウェブページが提供されました。このウェブページは各組織に固有に割り当てることができ、チーム、部門、または組織全体が集中管理されたウェブ上でソリューションの機能を活用できるようになります。つまり、リリースの新機能により、共有ネットワークフォルダを検索、アクセスする必要なく、専用のウェブページを開いて、ブラウザから直接ファイル変換を実行できるようになりました。この機能により、繰り返し発生するような大量の文書(OCR)変換する作業を、ウェブブラウザを使用するだけで、簡単に処理することが可能です。

2. 契約合意のプロセスの合理化も可能に

ABBYY FineReader Server 14.2はデジタル署名のサポートを提供し、ユーザーがバッチドキュメントに自動的に署名できるようになりました。契約、サービス合意契約、リース系の文書、またはクライアント契約を実行するような場面で、大量の契約を迅速かつ効率的に管理、処理、および実行する必要がある組織にとって、この機能は、非常に価値があります。

3. 文書を簡単に共有

強化されたPDF圧縮機能により、文書の共有とメール送信が容易になります。新しい機能は、元のファイルの整合性とデータを維持しながら、ドキュメントをより小さなファイルサイズに圧縮します。これにより、ドキュメントをより速く開くことができ、ストレージコストの削減に役立ちます。

4. 信頼できるデジタルアーカイブの作成

大量のドキュメントを正確に処理してデジタル化することによって、ABBYY FineReader Serverは組織が記録管理やその他の重要なコンプライアンス要件を満たすことをサポートします。これは、構成データの詳細な記録を維持する必要がある政府機関、大量のクレームドキュメントの提出をナビゲートする保険会社、大量の契約、ケースノート、証拠開示ドキュメント等を処理する法務部門や法律事務所、正確でアクセス可能な記録を維持する必要がある環境におかれている組織、時代の最先端を行くコンプライアンスを重視する企業ではとても有益です。

5. シームレスに統合

拡張されたREST APIは、他のシステムとの統合を容易にし、他の重要なエンタープライズプラットフォームと完全に統合されたワークフローをサポートすることが可能です。

6. 文書をより早く検索可能!

文書管理システム内のデータが重複することはよく起こり得ます。 これにより、従業員が重要な文書を検索することが非常に面倒になり、ボトルネックとなることが多々あります。また、大量の重複するデータは記憶領域のコストにも影響を与えます。FineReader Serverの新しいリリースでは、重複を特定してそれに応じて処理を行う新たな機能をサポートしております。重複を最小限に抑えると、企業の文書管理プラットフォームにおいて、文書を見つけやすく、アクセスしやすくなります。

7. 文書を自動でデジタル化

今日の組織は、クレームのやり取り、申込書、申請書の送信、サービスリクエスト、顧客ドキュメント、その他の重要なデータの中で、大量且つ重要な顧客データと運用データを管理する必要があります。ビジネス的に重要な大量の文書を、手動でスキャンし、デジタル化し、処理をするのでは、時間がかかってしまいます。また、間違いが多くなるリスクもあります。ABBYY FineReader 14.2は、大量の文書を自動でデジタル化し、組織がクレームを、より迅速に解決したり、アプリケーションをよりシームレスに処理したり、重要なデータを含む障害や誤作動で止まることが許されないような業務を合理化したりするのに役立ちます。

従業員が付加価値の高い仕事に集中できるように!

新しいFineReader Serverはドキュメントワークフローを合理化することで、組織が大量文書処理のプロセスに関わる時間、運用リソース、コスト、人的リソースを大幅に削減します。 今日のダイナミックな労働力において、効率性は不可欠であり、FineReader Serverは文書処理プロセスにおいて効率アップを実現できるようになっております。

特に顧客向けの業務では、顧客の記録をすばやく簡単に見つけることが不可欠です。その結果、不満のある顧客に、忠実さに満足してもらえたり、見込み客を長期的な顧客に変えたりすることも多々あります。 シームレスなドキュメントプロセスが、今日の社会では不可欠です。

文書処理の効率性は、結局のところ、タイムリーに時間管理できているか、価値の高い、お互いに関係性が深い仕事に人的リソースを割いているか、組織全体で合理化されたワークフローになっているかという3点に依存します。

新しいABBYY FineReader Server 14.2を使用すると、組織は、手動のドキュメントプロセスに費やす時間を減らし、カスタマーエクスペリエンスを向上させ、会社の収益にプラスの影響を与えるタスクに、より多くの時間を費やすことができるようになります。

今回ご紹介しました、ABBYY FineReader Serverについての概要、デモの依頼、お問い合わせはこちらから承ります。

RPA OCR(文字認識) DX(デジタルトランスフォーメーション)

ブログのアップデートを購読

読み込み中...

Connect with us