事例紹介|金融サービス
FinTrU、ABBYY Document AIで規制対応ワークフローを合理化

Partner Overview
Name: FinTrU
Headquarters: Belfast, Ireland
Web: www.fintru.com
Solution: TrU Label® Integration
FinTrUは、北アイルランドに本社を置き、欧州および北米にデリバリーセンターを展開する金融サービス企業で、多くの世界有数の投資銀行へテクノロジーを活用したライフサイクル管理ソリューションを提供しています。同社は、グローバル銀行の規制対応プロセスを支援するため、TrU Labelを構築しました。これは、ABBYY AIをベースに複雑な文書ワークフローを自動化するためのプラットフォームです。
「ABBYYはFinTrUとの連携を通じて、当社のプロダクトワークフローに大きな変革をもたらしました。ABBYYのOCR機能は非常に優れており、品質を維持しながら時間と労力の双方を削減することができます。OCR分野における同社の専門性は特筆すべきものであり、全体を通じて高い信頼性と精度を確保しています。ABBYYは、デジタルトランスフォーメーションの推進において信頼できるパートナーであり、革新的なリーダーとして際立った存在です」
フィービー・コートリー氏 FinTrU製品担当シニア・バイス・プレジデント
チャレンジ
資本市場における文書自動化は、シンプルで定型化されたフォームの処理から、長大かつ非定型の年次報告書の解析に至るまで、幅広い領域に及びます。後者は特に複雑な領域であり、FinTrUが事業を展開している分野でもあります。同社は、Know Your Customer(KYC)コンプライアンスや信用リスク管理といった高度に複雑な分野において、グローバル投資銀行を支援しています。
アナリストは、内容や形式が統一されていない数千件に及ぶ金融文書を精査するために、多くの時間を費やしていました。これらの文書は、数百ページに及ぶことも少なくありません。FinTrUは、多様かつ大量の金融文書を処理できると同時に、顧客の厳格なコンプライアンス基準を確実に満たす自動化ソリューションを必要としていました。
フィービー・コートリー氏 FinTrU製品担当シニア・バイス・プレジデント
ソリューション
FFinTrUは、大規模かつ複雑な規制関連文書からのデータ抽出を自動化する目的で、高度な設定が可能な文書インテリジェンスソリューション「TrU Label」を開発しました。この構想を実現するため、FinTrUはABBYYと提携し、同社の高度な光学式文字認識(OCR)およびインテリジェント文書処理(IDP)技術をTrU Labelに直接統合しました。これによりFinTrUは、文書認識基盤をゼロから構築する必要がなくなり、自社独自の機械学習モデルや製品差別化の強化に集中できるようになりました。
TrU Labelには、KYC、信用リスク、ISDA契約といった一般的な規制対応ユースケース向けの事前学習済みオプションが含まれています。ABBYYのIDPプラットフォームが文書取り込みおよびデータ抽出レイヤーを支えることで、TrU Labelは次のことを実現しました。
- 54種類以上の資本市場文書を分類。
- 60以上の主要データフィールドを抽出:FinTrU独自の業界特化型データモデルを活用し、複雑な金融文書から60以上の重要なデータ項目を抽出。
- 人間による検証を可能に:AIが情報を事前入力し、一次レビュー担当者が確認、さらに二次レビュー担当者がコンプライアンス観点で最終確認を行うメーカー・チェッカー型ワークフローにより、ヒューマン・イン・ザ・ループ検証を実現。
- 監査対応、注釈付きPDF、クリーンで定型化されたデータの作成:銀行システムに直接統合でき、監査可能なデータリネージも完備。
FinTrUは2023年後半に多国籍銀行と当プラットフォームを立ち上げました。それ以来、この自動化エンジンは目覚ましい成果を上げています。
価値
- 99% コンプライアンス審査における初回合格率
- 96% 文書分類の精度
- 40% 文書処理の効率向上
- 40% 以上 手作業データ入力ミスの削減
- 15% 全体的なコスト削減









