仕組み

ABBYY FlexiCaptureは、AI OCRを活用し、定型文書から非定型文書まで、インテリジェントに仕分けし、重要なデータを抽出します。そして、適切なプロセス、ワークフローや意思決定エンジンに転送すること可能な高精度でスケーラブルな文書ワークフロープラットフォームです。

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1. 文書の自動入力

ABBYY FlexiCaptureは、文書ファイルやスキャナから取り込んだ文書の処理を自動で一連の流れのなかで行います。処理が可能な文書フォーマットは、MS office文書や画像フォーマット, Eメールの添付データや本文メッセージも含まれます。

デジタルデータ(テキスト)の含まれるMS Office文書は下記ソフトウェアで処理されます:

  • Microsoft Office - インストールされていて、その使用が設定で許可されており、かつ有効なログインとパスワードが提供されている場合。
  • LibreOffice - インストールされていて、その使用が設定で許可されている場合。
  • 内蔵コンバーター - 上記のいずれも使用できない場合。
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2. 自動文書仕分け、分類

AI-OCR、最新の深層学習を活用した文書分類技術により、文書をさまざまな種類(運転免許証、銀行取引明細、税務書類、契約書、請求書等)やバリエーション(異なる取引先の請求書など)ごとに仕分けすることが可能です。

サンプル文書(それぞれの種類で10以上の文書)を用い、その各文書セットを参照クラスごとに学習させ、自動で分類します。文書タイプを定義するだけでなく、正しい文書定義を選択し、学習させ、さらなるデータ処理を行う形となります。

仕分けの精度を重視するか、できる限り仕分けをおこなってしまうか、そのバランスをとるかの調整が可能となっております。

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3. 認識 (OCR)

認識ステージでは、AI OCR技術が活用され、文書イメージは複数ページの文書または文書セットとしてアセンブリされ、コンテンツとデータがインテリジェントに抽出・検証されます。unattendedモードでは自動的に処理されます。

自動文書アセンブリ:大量文書から文書(複数ページ)ごとにアセンブリ。セパレータ(2つの文書の間に挿入された空白ページなど)またはページカウンタを使ってアセンブリ可能です。ABBYYのAIを活用したニューラルベースの分類アルゴリズムを使って、自動的に識別することも可能です。

ABBYY FlexiCapture ではケースに関連するすべての文書に対して文書セットを使ってアセンブリし、整合性のチェックをすることができます。

高精度なAIを活用した OCR / ICR / OMR とバーコード認識の採用: AI OCRにより、最大200の言語を認識・130 以上の言語の手書きテキストを認識するICR・様々な1次元/2次元バーコードを認識するバーコード認識、BCR・幅広いチェックマークを認識する光学マーク認識, OMR。

以下を含んだ自動検証が可能: 内部データベースとの比較、突合・内蔵検証ルールとの適合・フォーマットへの準拠の確認・データの正規化・ユーザー定義チェック。

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4. データ抽出

ABBYY FlexiCapture では、AI OCR技術により文書の定型・非定型によらず様々な紙やデジタル生成の文書タイプ(住宅ローン申込書、納税申告書、アンケート、クレジットカード申請書、契約書、請求書、顧客メールなど)から自動的にデータを抽出することが可能です。

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5. 検証(ベリフィケーション)

検証ステーションでは、抽出されたフィールドが原文書のフィールドと一致するかの確認(目検)が可能です。オプションとして、ウェブベースの検証ステーションを使うことで、検証を手動で開始することもできます。どこからでも容易に、検証を行う担当者はアクセスすることができます。

次のいずれかの方法での検証が可能です。

  • グループ検証
  • 文書ウィンドウでの検証
  • フィールド検証
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6. データのエクスポート

ABBYY FlexiCaptureは、ユーザー定義に沿って認識データをさまざまなファイル形式、データベース、レコードシステム、および他のシステムへと自動的にエクスポートします:

  • 企業で使われるファイルストレージレポジトリ - SharePoint、Laserficheなど。
  • ODBC 対応データベース - Oracle、Microsoft SQL Server および Microsoft Access。
  • ERP、ECMシステム – SAP, Microsoft, IBM, Sage, MYOB, Acumatica等。
  • RPA、BPMワークフローへの統合。

ドキュメントセット画像は 1つのPDFファイルまたはストレージの中へエクスポートすることが可能です。ファイルまたはデータベースレコードへはドキュメントセット構造を記述し、各文書画像へのリンクを含めることも可能です。

ドキュメントセットフィールド(子文書のフィールドを含む)は、ODBSデータベースおよびファイルにエクスポート可能です。文書セクションやリンク文書でマッピングを設定したり、機密情報を編集できたりするように、エクスポートを設定する際には子文書の全フィールドが利用可能です。

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7. ウェブベースの管理/監視コンソール

FlexiCapture HTML5 の管理/監視ステーションは、毎日24時間どこからでも管理することを可能にします。マルチレベル管理、重大な障害の自動通知、包括的なレポート機能を提供します。

サイトの生産性、作業プロセスの生産性、および一般的なオペレーター用のレポートの、3種類のレポートが標準装備されています。これらのレポートは、PDFで作成可能です。あるいは、さらに詳しく分析するためにCSFでも作成可能です。

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